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オノ・ヨーコと岡本太郎

20070227082247

去年、三ヶ月カタカタに居候して畑やプレハブ改装を手伝ってくれた、京都のキミチャンが、茨城でのイチゴ・春菊農家ボラバイトを終え実家の京都へ帰る途中、横浜に寄ってくれた!
相変わらず、「勉強」の旅を続けるキミチャン。
半年ぶりに再会し、その後の生活、二人とも話がつきない。
初めて片品村に来た、三年前、大豆の収穫で出会ったキミチャン。
それっきりになっていたのに一年後、北軽井沢の牧場で偶然再会した。
まさに偶然による必然。
話ながら横浜の名所を網羅した。
途中、山手にあるカフェでお茶しながら、キミチャンが一冊の本を取り出した。
オノ・ヨーコの「グレープフルーツジュース」
ジョン・レノンはこの本から「イマジン」を生み出したらしい。
「好きなページを開いてみて」とキミチャン。
私の開いたページは、
「盗みなさい。
水に映った月を
バケツで。
盗み続けなさい。
月が見えなくなるまで。」
どんなに美しくても水に映った姿でしかない。
残るのは、虚無。
わかっていても盗み続けることで、達成感は得られるのだろか。
心を盗みたいと思った夜の香がする。
キミチャンの好きな詩
「セントラルパークの池の真ん中に行きなさい。
あなたの宝石を全部投げこみなさい。」
身にまとう「モノ」を捨てた時、自分という宝石に気付く。
他にも。。
月に匂いを送りなさい。
山手の小さいカフェで、感性豊かなオノ・ヨーコの詩について二人でどう感じるか、イマジネーションを膨らませながら話した。
自分の存在を忘れて、想像することに集中する。
心地よい時間の流れ。
岡本太郎が言っていた、カフェ文化とはまさにこんな状況だろう。
コーヒー一杯で何時間も話す。
そこから、何人もの、アーティストが生まれた。
私にとってイマジネーションの場は畑仕事でもある。
畑をする女の子が増えて、感性豊かな女の子が増えて、やがて心広い太陽みたいなお母さんになる。
そしたら世の中変わるんじゃないかな。。
キミチャンはしばらく京都に滞在するそうです。
ありがとう。
また片品村にも遊びに来てね〜
歩きすぎて、疲れて寝てしまった。
朝の更新です。
キミチャンは深夜バスで京都に着いたころかな。

  • コメント ( 1 )

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  1. 尾瀬の寅さん

    偶然じゃなくて必然なんですかね、やっぱり?
    意味があるんでしょうね、京都のお友達との出会いに。