「覚悟」について
長文ごめんなさい。よかったらお付き合いを。
以前も書いたが上京すると飲み物・食べ物に困る。
前からこんな味だったのか、私の舌が変わったのか、わからない。
でもなんかおかしな味がする。
もちろんもっとお金を出せばそれなりの物が食べれるのだろうけど、そんなお金はないし、周りのお客さんは普通に食べている。
外食がおいしくない。外食業これでいいのか。。
不味いものにお金をかけたくないから頑張って遠出をする。
この日は横浜港北の「レジオン」へ。
ここのパンはおいしいし値段もリーズナブル。
いつきても変わらない。 味はもちろん店内随所にポリシーを感じる。
今、オーガニックや野菜が流行りらしくどこに行っても「有機野菜を使ったお店」とか書いてある。
それにつられてはいると本当にがっかりさせられる。
有機野菜を扱うにはもっと勇気が必要だ。
表面的なことではない。
先日の「有機農業映画祭」にはこんなサブタイトルがあった。
「1%を選択した人々」
日本の有機農業はたった1%の人々でしかないらしい。
自給率が40%をきった日本の農業の中で有機農業を選択している、志している人々の覚悟はいかなるものか。
覚悟について。。
最近よく考える。
10日に書いたブログが中途半端になっている。
続きを書きたい。
私以外は食のスペシャリストが集まった「横浜港見学会」
見学会では「日本の農業を守って、自給率をあげるしかない!」という結論になった。
そのアトの食事会。「食」に携わる、みんながどうやったら農業と繋がっていけるか。について口論になった。
キヨさんやあさだ姉さんは多くの人を巻き込み影響を与えている尊敬する人。
日本中の農家の現状やビジネス・市場を把握している二人が今、自分のやっていること、これから仕掛けていこうとしていることについて「覚悟はあるのか」と真剣に問いている。
農家と繋がることは、農家も仕掛ける側もお客さんも覚悟がいるのだと思う。
何回も何回も「覚悟はありますか?」と質問するキヨさん。
一昨年の農閑期、私は渋谷のフードショウ「キヨズ・キッチン」で働かせていただいた。
会社を辞める前に「リンカラン」という雑誌が創刊されそこでキヨさんを知り、いつかキヨズで働いてみたいと思っていたのだ。
だが残念ながらキヨズは私が働いて2ヶ月で閉店してしまった。
今思えば、周りのお惣菜屋さんはきっと横浜港で見たものばかりを使用しているんだろう。
キヨズの原価とどれだけ差があったのか。。
それはさておき、常連ばかりのお客様に閉店を告げるのはとても刻だった。
そのとき一人の男性に言われた言葉が忘れられない。
「これから何を食べろっていうんだ!キヨズのポリシーを理解してきたから買い続けてきたのに。それだけ責任のあることをしてきたんだよ。わかってるの?」
私はハッとさせられた。
最近、店の回転が早い。
オープンしたと思ったら閉店。。でも別にたいした打撃はない。
でも世のため人のため、と思って始めたことは中途半端にやめられないのだ。
私が始めた「katakata」も小さいけど、いつしかあの時と同じ責任を背負っている。
どんなに忙しくなっても家に届けて。とか一生追い続けるからね。。とか言ってくれるお客様がいる。
私に覚悟はあるのか。
私は、キヨさんやあさだ姉さんのように多くの人を巻き込みたくさんの人に影響を与えることは
できない。
私の覚悟なんて二人に比べれば小さいが、自分の身の丈にあったやり方で覚悟を決めてやっていこうと思う。
「覚悟」について??なにやら恐ろしげな「予告編」ですね。期待しています。
有機農業の農家だけでなく、農家自体が日本の人口の3%である324万人です。そして70%が60歳以上の人たち?結城登美雄さんがいつも指摘していることですが?食べものを買う側になった97%は、いつまでじいちゃん、ばあちゃんに支えられた食生活をつづけることができるでしょうか? 一人ひとりが、「食の消費者」から「食の当事者」になるしか解決策はないと思います。
kaiさん
コメントありがとうございます。
最後まで読んでもう一度kaiさんのご感想をください。
kaiさんのお仕事も「覚悟」ですね。。
覚悟の足らん姉です。
数字をつきつけられると、情けないことに覚悟が何度もふっとびます。でも、また、気を取り直して、やるべ・・・の日々です。
みっちゃんのような人と出会うから、また、やるべ、になる。
旅の仲間が一番の宝です。
私も、小さな輪がたくさんできていくしかないと思います。
あさだ姉さん
お二人の話は本当に勉強になりました。
小さな輪。広げましょう!つなげましょう!
ちょと考えがあります。
近日中に作戦会議お願いします。