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冬の手仕事。

一段落した、この時期になると「お茶のみおいでー」と、近所の婆ちゃんから声がかかり、やっと新年の挨拶になる。
お茶の話題は、やはり豆のでき◎

婆ちゃんたちの冬の仕事はこたつに入りながら豆の選別。どんなに機械を使っていても最後は手で一つ一つ選別する。

今年の豆はどこもできが良くないそうだ。

それなのに、花豆がよくできたー!と、婆ちゃん。

うちも大豆が今までで一番の豊作になったー!と、要するに互いの自慢話。

近所の爺、婆たちに種としてわけてくれと言われるらしく、「みんなにわけたよ。」って笑顔で話す婆ちゃん。

「えー!花豆は高く売れるのに、ただでわけちゃうんですか??」と、言う私。

「自分がよくできたときは、みんなにあげるのさ。」

って。

そ、そっか。自分がよくできればわける。できない年は誰かにわけてもらう。

そうやって、種を繋いできたんだもんな。

ちょっと自分が恥ずかしくなった。

「何もくれられないから(あげられないから)」と、よくできた花豆を私にもわけてくれました。

こうやってみんなが食べている豆は最後に誰かの「手」が加わって、届けられている。

私も毎日雪景色を見ながら大豆の選別しています。きれいにそろった大豆たち。少しずつみんなにお届けしています

 

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