野菜の値段
獣害に悩む私達のためにアミーゴが借りてくれた畑は、日当たり最高でまさに一等地!ものすごく気に入っている。
人通りは少ないけど、散歩している人が多く、みんな私達の畑を見て、注意してくれる。
「耕さなくちゃできないよ。」
そのたびに笑顔で「ハッハ〜。」って笑ってごまかす。
隣の畑にはきれいにマルチが張ってあって雑草もない。さかえがすぐわかるでしょ?隣同士でこんなに違う。
みんなが心配になるのも無理ない。
この畑は4年ぐらい荒らしていたので自然農にはもってこい。
今のところすごくいい感じにいっている。
何も植わってなさそうに見えるけど、よく見ると。。
ブロッコリーにサニーレタス。わかりますか?
自然農は資材も使わず、農薬はもちろん、肥料代もかからない。
種もできるだけ自家採種するので、売り上げのほぼすべてが利益になる。
これはやっぱ大きい。
「なのになんで高いの?」って聞かれたことがあるけど、それはやっぱ収量が違う、ということ時間がかかるってところだ。
マルチをつかって肥料を与えれば成長は早いし、見た目も大きく立派なのができる。
でも自然農の作物はなんせスロー。
時間がかかるのに、少ししかできない。
さて、その採れた大切な作物の金額を決めることってすごく難しい。
いつもセトヤマさんと話し合いながら決めている。
2月の県庁での講演で野良女子として一緒だったタカハシさんが、会場内からの質問で「タカハシさんの野菜はスーパーのと比べて高いけど、どうやって値段を決めているのか?」っていう質問が出て。。
私はそのとき自分だったらどう答えるかな。。ってヒヤヒヤしたけど、タカハシさんはすぐにきっぱりと、こう言った。
「自分が子供を産んで、育てられるくらいの金額です。」
これにはすごい!!って思った。
だから私達も、これから子供を産んで育てられるくらいの金額で自分たちの育てた大切な野菜を販売していきたいと思う。
よろしくお願いします。