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片品の宝

たじあにーが亡くなった。

片品に住み着いて、すぐ仲良くなり畑を手伝わせていただいたり、ご飯をご馳走になったり、お風呂いただいたり。。温厚でいつも変わらず受け入れていただいた。

たじあにーと話をすると、必ずシベリア捕虜時代の話になって、ロシアの人たちは家族の写真をいつも持ち歩いていて、人前でも平気で奥さんの写真にキスして、日本人にはできないな~と思った。と。

毎度この話なのだが、その続きがどんな言い回しだったか覚えてないけど、奥さんをすごく大切に思っていて、大好き!!っていう、結局告白?そうすると奥さんのオテイさんが怒りながら「何言ってたんだか!」みたいな(笑)

いつも二人三脚で暮らしを築いていた二人。本当に素敵な理想の夫婦でした。

知るのが遅くて出棺になんとか駆けつけると「みちこちゃん、来てくれたんか。。」と声をかけてくれて、周りに気丈に振る舞うオテイ婆さんに返す言葉が見つからず。。

金次郎師匠と同級生のたじあにーは92才。また一人片品の宝が天国へ。。

感謝の気持ちでいっぱいです。

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