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国際有機農業映画祭

一日中、有機農業や環境問題に関する映画をひたすら上映する国際有機農業映画祭。
今年もオンライン上映なので、お家で数日かけてゆっくりと楽しませていただきました!

まずは日本初上映「グリホサートと私」から。

グリホサート使用(除草剤)を3年以内に廃止する!とのマクロン大統領の発言に翻弄されるフランスの小麦農家たちを追うドキュメンタリー。

グリホサートは特許がきれて、日本でもホームセンターなどでいろんな製品に紛れて販売されているが。。国際ガン研究機関ではグリホサートをグループ2の人に対しておそらく発ガン性があると分類し、他にも子孫に何らかの影響を与えるという研究結果もあって、ドイツも使用禁止を決めたり、フランスもそうみたい。

しかし。。政府はただ廃止というだけで、農家に丸投げ。

しかも加工品に至ってはグリホサートたっぷりの食品が海外から輸入される。「農家ばかり責めて、そっちの方が問題ではないか!」というシーンがあったり。
これは小麦だけでなく、大豆ももちろんそう。日本でも子供たちが食べるパンやお菓子からグリホサートが検出されている。だって、日本は小麦の自給率20%以下、大豆は7%だもんね。ほとんどが輸入😅

と、特に新しい発見もない話だったのだか。。自分がいつも納得いかない問題が理解できた。

私もたまに「ラウンドアップ反対に署名を!」と言われることがあるが、署名をしたことがない。

だって、それを求めてるのは消費者だし、農家は自分や子孫へのリスクをおかしてまで、グリホサートを使っている。(実際に髪の毛や尿から検出されるシーンも)私は恐ろしくて使えないけど。。広大な畑で生産性、利益を上げるためには必要なんだ!っていう気持ちわかる。腰の曲がったお年寄りが自分の畑の草刈りができなくて使っている姿もみるけど、私が変わりに全部草刈りやります!とは言えないもん😭

だから、署名してくださいって言われると、ラウンドアップを使わなくてもいいように、まずは身近な人たちの草刈りを手伝ってあげてくださいと言うようにしている😁そして除草剤不使用の野菜や加工品を自ら購入し広めてほしい。

宿題をやっていた娘も楮という作物から作られる土佐和紙の映画になると、最近版画で和紙を使ったらしく、宿題しながら観ていた。(この作品も面白かったー)

「昆虫と貧困」では百姓より手っ取り早く儲かると、森を荒らしクワガタや蝶々捕りに夢中になり絶滅危惧種の姿が確認できなくなる様子が映し出されていた。それを購入しているのが日本人だとしてショック。娘も😱

林業の話や大平農園の話もそうだけど、(あー、ここも書きたい🤣)今回のテーマである「つなぐ、つなげる」が本当にぴったりで、いろんな作品の中に「あと一年」や「もうギリギリ」という言葉が出てくる。
これからどんなにデジタルが発達したとしても培ってきた技術や感覚的なもの、手触り匂いや結いの力。。受け継ぐことができるのか。本当に今ギリギリなんだと。

私も去年からずっと感じてる「引き継ぐと受け継ぐの違い」それが、やはりあらゆるところで起きているんだなぁと感じました。

本当にギリギリなんだよなぁ。効率や生産性、手っ取り早く儲かる。そっちに時代が流れてしまったから、面倒で効率悪いものはなくなってもいいものなのか。。

もっと書きたいことがたくさんあるけど、長くなりすぎてしまった😅

上垣君の解説をテテ🦜がよーく聞いてたよ🤣


花粉症の季節。薬を開発するよりも森をどうにかしなくちゃだよね。。自伐型林業🙌🙌

普段使わない頭をフル回転し😂考えさせられる時間となりました。ありがとうございました!!