一学期終業式のこと。
夏休みになりました。
何かと騒がしい娘のクラス。
週一度の学級通信の中に「クラスの状況に不安を感じる」という声があり、アンケートをした具体例の中に「人の失敗をはやし立てる」という声があった。
それを見て私がすごく不安になった。
娘たちの学年は入学してすぐコロナ禍となり、「マスクをしなさい」「距離を保ちなさい」「大声で騒いではいけません」大人のルールを押しつけられてきた子供たちは、同じように友達にもルールを押し付ける。
で、そのまま4年生になった子供たち。テレビやネットでは誰かの失敗をはやし立てることが多く、それが普通になっているのではないかと思った。いや、誰かが失敗したら応援して力になってあげようよ。小さな村、少人数のクラス。このまま中学まで一緒なのに、モヤモヤする。。学校以外で交流のないまま気づけば4年生だ。。
逆にコロナによって、世界を旅していた、村出身のももちゃんが帰ってきた!子供たちにダンスや英語を教えてくれて娘もたくさん影響を受けていたのだが、夏でダンススクールも終了し、また世界と日本の架け橋になりたいと。行き来する生活になるそうだ。
それだったら、一学期の終業式に、4年生を集めてうちでお話会をしてくれない??
という、私の思い付きで。。全員を誘うには勇気が必要だったけど🤣
いつもながら、周りのママたちが協力してくれて、みんなでカレーパーティーをして、ももちゃんの世界の話を聴く会を開きました✨
おやつにはたくさん差し入れをいただいて、屋台みたい!手作りワッフルやゼリー、もぎたてトマト🍅
子供25人、大人10人集まって、旦那は羽釜で三升ご飯を炊いて、我が家の玉ねぎたっぷり、鶏むね肉は糀とニンニクで一晩つけて。賑やかなカレーパーティーになりました。
ご飯が終わってみんなを集めて。
最初に私から「4年生になってどうですか?」とみんなに聞くと「このクラスヤバイ。うるさくて、ふざけてて、終業式も先生に怒られたー。」というところからスタートした、ももちゃんのお話会🤣
『世界とつながるってどんな感じ?』
20歳で村を出て、ミュージカルをして世界をまわり、その売り上げは地域の夢を叶えるために寄付してきたという。英語を話すことで違う自分になれる気がして、世界中に友達ができた。そんなももちゃんが子供の頃を振り返り感じたことを話してくれた。
まわりに合わせていつもヘラヘラしていた、やりたいことがあるのに自分には無理って思っていた、人の心配をしすぎて自分のやりたいことを後回しにする。いい子でいなくちゃって、思っていたという、ももちゃんからのメッセージは、大好きな服を着て、大好きなことはどんどんやる。
「いつも自分の心に正直にいること」
そんな話に頷きながら、まわりを見ると。。
子供たちの自由さに圧倒される。
誰一人、まわりに合わせることなく、群れることもなく、やりたいことをそれぞれ好きにやっている。自由すぎだろーー。
竹やぶから竹をとってきて、「わっしょい」って神輿担いでる子、ダンスしてる子、工作、バドミントン、自転車、絵を描いたり、ももちゃんの話を聴きながら寝そべったり、背筋しながら挙手🙋♂️してる子もいて爆笑。
この子達、自分の好きに正直すぎる。。
それでいて、スイカを切って食べようかと思ったら「スイカ割りでしょ!!」って集まってきて、さっきの竹を棒にして、自分達で順番決めて、ちゃんと並んでスイカ割り🤣
スイカ割りも様々で、ものすごく盛り上がる。
お話終わって、ももちゃんが「みちこさん、このクラス最高じゃないですか。私の話なんて、もうみんなそんなのわかってる!って感じでしたね。この子達、海外行っても十分👌逆に学ぶことが多かったです」って🤣
たしかに。。😅😅😅男子も女子も関係ない多様性を象徴するクラスだわ。
ただ、このクラスをまとめようとすると先生、本当に大変だよなぁ。。かわいそう。
私たちの時代はみんなが同じテレビを見て、同じアイドルが好きだった。でも今はみんなバラバラ。時代は常に変化してるけど、学校は変わらない。このままでは先生になりたい人も減るだろうし、不登校は増えるだろう。
子供たちが自分の好きに正直でいられること。大切だよなー。
自分で主催しておいて、逆に子供たちから学んでしまった。あー、なんだかわからなくなってしまった😅
という状況から、翌日は頼まれたスタッフ弁当を届ける配達係として沼田で開催される「夢見る小学校」という映画を観に行くという不思議な流れになりました。
さぁ、夏休みスタートです!