自給自足を目指して。。
4月28日。
まだまだ午前中は麹仕込が続きます。
みんな手伝いに来てね。
今日はパートのたつあにーが敬老会花見の引率で欠席。
困ったな。。と思ったら、隣町のフジイさんがウーファーさんを連れて手伝いに来てくれた。
ありがたい。
ウーファーさんは28歳の男性。3月で仕事を辞めたばかり。フジイ家がウーフ一件目だそう。
「何の仕事してたの?」
「プログラマーです。」
「え?プロゴルファー?」おいおい。。カヲル社長。。
彼は、農業を生業としたいわけでなく、自分の食料は自分でつくる程度の自給自足を目指したいとか。
「昔はお金にそんなに依存してなくて、物々交換で暮らしていた。僕もお金に頼らない暮らしがしたい。」という。
う〜ん。
確かに6年前の私もそんな風に熱く語っていたような。
でも必ずこういう風に言う人がいるんだよな。。
「自給自足はそんなに甘いもんじゃない。家族ができたらどう食わしていくんだ。」カヲル社長とノリピー。
そうなんですよね。
最初は力みすぎて、必ず村の人にこう言われて。。理解してもらえず、大変なんだ。。
あの頃から6年経った私も、確かに男性に「自給自足でやっていきたい。」といわれると、ちょっと不安になる。
彼も自然農に興味があるみたい。
今、本当にそういった若者が増えている。
気づいて目覚めてアクションを起こす若者の中で、どれだけの人が本当に田舎で暮らしていけるのか。。
そこが問題だ。田舎で暮らしたいという若者の気持ちがずっと持続できるようにするには、やっぱり、私みたいな少し先輩が実践例を少しでも築くことが大切かな。。と思っている。
6年前に田舎に飛び込んだときは、まさか炭と出会うとは思ってなかったし、スキーのレンタル業やるとは思ってなかった。
そうやってやりながら考えていけばいいことだ。
多くの人がその前に挫折してしまう。
それはなぜか?
それはカヲル婆さんの名言につきる。
「人に何を言われても動じない、反論しない。イチイチ気にしてちゃ駄目だ。心臓に毛が生えるくらいでなくちゃ。」
そうです。田舎に飛び込んだら、心臓に毛が生えなくちゃやっていられません。
だから私もカヲルさんとノリピーが何を言っても反論しません。
その代わり、彼を送っていきながら、「田舎はリスクがほとんどなくていろんなことに挑戦できるから、いろいろやってみるといいよ。」とアドバイスした。
少しでも、多くの若者に少しの挫折と希望ある未来が描けますように。。