読書にふける。
今朝は?12度。。
あまりにも外の景色がきれいだったので写真を撮った。
4年前、水墨画のような片品の冬景色を見たとき、ここが現実の世界か、それとも違う世界に迷い込んだのか、わからなくなった。
こんなきれいすぎる、非現実的な空間にいると、読書にふけりたくなる。
秋、実家に帰ったとき、本棚にあった1Q84(話題なのは知っていた)があるのに気づき、父親に聞くと「面白くないから持って行っていい。」と言われ。。読んでみたら、村上春樹ワールドにどっぷりはまってしまった。。
私は決して読書好きではない。父親は本が好きで家にはたくさん本があるけど、だいたいパターンが決まっていて、ここで涙して、ありきたりな結末におさまる。みんなわかりやすいのがすきだな。。
でも村上春樹は違った。片品の冬景色みたいに、自分が住む世界が本当なのか、違うのか、夏の人間味溢れる毎日が空想だったのではないか??とか、考えさせられてしまう。
で。。初めて沼田の図書館に行って会員になった。
沼田は横浜の図書館とは全然違うけど、あのなんとも言えない独特の空気感は同じだった。
昼間からこのおじさん何してるんだ??みたいな人も一緒だしね。
ただ、全部コンピューターで管理されてて、返す日もプリントされて渡される横浜と違って、沼田は本の後ろに返す日にちの判子が押される。
懐かしい。小学校の図書館みたい。
この本は以前どんな人が借りたんだろう??とか、判子を見ながら想像する。
アフターダーク・羊をめぐる冒険・国境の南、太陽の西。
だいたい主人公は、映画で言うならニューシネマパラダイスのトトみたいな孤独を抱えながら生きている人。
そして、過去の記憶と共に生きている人。
明日は海辺のカフカを読もっと。
どこか、遠くに行きそうです。。