それぞれの目的、共通の目的。
さて、今回の「迎え火の宴」で感動したこと紹介します。
このイベントには実行委員の有志達それぞれに、それぞれの目的があり、私はよくわからず、理論から入る人間なので最初にそれを聞いた。
まず、私。。フミオさんとツカサさんに誘われ、キャンドルきれいそう。。でもほぼ付き合いのため。
フミオさん、ユタカさん、ノブヒコさんは、サエラスキー場近くの旧東田代村を以前から供養する会?をやっていて、冬の供養を兼ねて。
ツカサさんは、冬の楽しみ、おいしいお酒を飲むため。
サエラスキー場、サエラ周辺の住民とのコミュニケーションやスキー場のPR。
サダオさん、サエラスキー場のPRと旧田代村の供養。
と、私は単なる付き合いだったが、旧田代村の話や武尊にまつわるヤマトタケルの話など、この「迎え火の宴」は奥が深いことを知った。
結果、村内放送にも流され、新聞社にも取材され、ツカサさんも楽しいお酒が飲め、フミオさんも「これで冬の供養はできた。」と満足気で、それぞれの目的はそれなりに達成できた。
と思ったら。。
打ち上げでツカサさんが、「みっちゃんは、外から来て集落の年寄りを敬っているところが偉いと思う。本当は俺達がそれをやらなくちゃいけないんだけど、できなかった。」と珍しく褒めてくれた。
そして、こう続く。。
「今回のイベントの本当の目的は集落の年寄りを連れてきて、お年寄り達が昔、開墾した土地が、今はスキー場やゴルフ場になって、こんな立派なホテルもできている。それを集落の年寄りは見たことがないんだ。だから連れて来て見せてやりたいというのが本当の目的だった。」と言った。
実は、同じセリフをフミオさんとサダオさんからも別々に聞いた。
しかし。。集落のお年寄りを誘ったが、来てもらえなかったみたい。(そのときの私は知らなかった。知ってたらもう少し作戦練ったのに。。)
その実は共通していた目的を知って胸が熱くなった。そしてお手伝いして本当によかったと。
私は集落の伝説も供養もよくわからない。集落のお年寄りをスキー場に連れて来たいという思いは私の想像をこえる何かが、伝説や供養と同じようにあると思う。
でも、だからこそ、自分がお手伝いできることを、ここに住ませていただいている感謝の気持ちをこめてやりたいと思った。
普段はあまり話したことなかったけど、今回のことで改めて素敵な人たちだということがわかった。
これから夏になるとそれぞれ百姓が忙しくなって会う機会も減るけど、今年はきっと、何かが違うと思う。
この冬のドラマが、ヤマトタケルノミコトが私をそんな思いにしてくれたのかもしれないな。