利他的な思考。
今日は炭アクセサリーの注文をいただいていました、川場村なかのビレジさんへ行ってきました!!
相変わらず素敵です。写真ないけど。たくさん納品したので、ぜひお近くの方は売店まで?。
よ?し!せっかくだから。。と、その後、本当にたくさん販売していただいていて。。感謝感謝の中之条「tumuji」さんへ。
季節によって変わる地図にはもみじの絵が貼られていた。
オシャレ?
納品した炭アクセサリーをさっそく飾ってくれました!
新作の虫食い炭も納品しました?!
帰ろうと思ったら、これからtumujiの総合ディレクター山重さんの講演があるということで。。「聴いてもいいですか??」と、ちゃっかり聴かせていただきました!
視察に見えた神奈川県○○市の商工会の皆様がお客様だそうです。
年配の方がほとんどでしたね。
山重さんのお話はと?ってもよかった!
tumujiの基本コンセプトは
1、芸術文化の交流
2、創造的な町づくり
3、文化風俗の保存
ということでtumujiとはすべての人がメーカーになるための場所!だそうです。そうだ!!って思いました。
また、寒いところから文化は生まれる!とおっしゃっていました。寒くて暗くて何もすることがない地域の方がいろんなこと考えて物づくりが生まれる。。確かに北欧なんかもそうだし、私の炭アクセサリーも冬が暇だったからだしな。。
今年の夏に開催された「夜光市」も素晴らしい企画で、伝統あるお祭りと新しさが混ざってすごかったな?。お面をみんなで作ったりね。
山重さんと中之条の出会いが、広いアトリエを探していて町で廃校を貸し出していたっていうのも驚き。廃校貸し出し。。いいな?。
他にも芸術家が移住したり、町長がギャラリーとして町長室を開放したり、シャッター通りの商店街を若い人でお店をやりたい!という人に貸し出すtumuji不動産を始めよう!という話なんかもあって、本当に素晴らしいお話!
今度セイイチさんやケンイチさん、katufeやら価値観の合う仲間と一緒にツアーを組んで講演してもらいたい!!と思うほどでした。
しかし。。お客さんからの質問はまだ7月にオープンしたばかりなのに「売り上げはどのくらいですか?」とか「テナント料はいくら?」とか「お客さんのいない時のテナントの反応は?」とか。。さすがに商工会の皆さん、リアルな「お金」の質問が飛び交っていました。きっと切実な問題なんだろうな。。
そこで町役場の方が「赤字覚悟でやっている。」って、今、生かされている古い文化的施設の修復にも驚きの予算を投資してやっていることにまた感心。
中之条は直接、目には見えにくい投資をたくさんしている。
しかし、その裏で、町に昔からある建物が生かされ、それを若い芸術家達がさらに生かし、その町に住み着き、若い力が発揮するだろうし、そういうものを見て育つ子供の感性や、そのことによってお年よりも元気になって。。町の広告にお金をかけるより良い効果が生まれるだろう。しかも町はその施設を貸し出すだけで、アトはアーティスト達の手弁当でやっているそうだ。アーティストには町からお金を出すわけではないんだって。
と、こんな話を聴いていたら、この前の哲学塾の話を思い出した。
katufeが話した最終日に内山先生が「katufeの話を聴いていると、利他的だな。」って。
今までの世代は「人よりいい暮らしをしたい。」とか「自分さえよければ」っていう利己的な人ばかりで、そういう教育を受けてきた。しかし、今の若い人はkatufeの話を聴いていても自分より周り。「村のために」とか、「みんなに伝えたい」とか、「この村に対して自分に何ができるのか?」とか。そういうことで最終的に自分が成長できると思っている。それは利他的な生き方だ。もうその時点で若い人は答えをみつけている。
という話をしてくださった。
この中之条のtumujiが起こしている風もそうだと思う。利他的な発想だ。違う?
iikarakanがkatufeにやっていることもそうだと思うけど、私達のこんな小さな利他的活動でさえ、「何かあった時の責任はどうするんだ??」という声が耳に入ってくると、メンタルの弱い私はそれだけでけっこう怯む。
だから私には村ぐるみで目には見えにくい利他的活動をしようとしてもきっとすぐに怯んでしまうと思う。
結果が出れば、「当たり前」
結果が出なければ「どう責任をとるんだ!」
利己的思考の人と利他的思考の人とでは交わることができないのではないだろうか??
と考えてしまった。。
やっぱり私は小さい活動しかできないわ。。
う?ん。今日は考え深い一日でした。。