手の皮が厚くなるには。
今朝も麹仕込みです。
今日もはげしくおもろかった。
お婆ちゃん達はどんな熱いもの平気で触ります。
真似するととんでもないことに。
「手の皮を厚くするにはどうしたらいい?」
「面の皮も厚くなきゃだめだ。」とカヲル婆さん。
「面の皮を厚くするには?」
「心臓に毛が生えなきゃダメだ。」
「つまり?」
「人に何言われても、うるせーババア!って心の中で思いながら、動じない、反論しない。イチイチ気にしてちゃダメだ。多少図々しく生きなきゃ。そうすれば面の皮も厚くなるのさ。」
その後、カヲル婆さんの過去話を聞いた。
「ほ〜、すげ〜。」
やっぱ嫌なこと言われたら、ウジウジ気にするし、凹むし、過去を引きずるけど、それでは手の皮はおろか、面の皮は厚くならない。
うんうん。
確か、自然農の川口さんもそうだった。
川口さんのドキュメンタリーを見た時、一番疑問に思ったのは、通常のきれいな田んぼの中に異様な、草だらけの田んぼ。。
「周りの農家さんに何か言われないのかな??」やはり私は周りの目を気にしてしまう。
最近出版された「自然農に生きる人たち」でその疑問が解けた。
思ったとおり、最初は周囲の農家に苦情を言われた。雑草の種が飛んでくるし、害虫が大発生するから草を刈ってくれ!そう言われても川口さんは反論せず、「すみません、考えておきますぅ」と柔らかな口調で答えた。
時間が経てば自分の田端に草が生えていても周囲に迷惑がかからないことがわかってくる。
それを聞いたとき、筆者の新井さんは「この人は本物だ」と思ったそうだ。
私も、カヲル婆さんを本物だと思うのは、相手を否定せず認めながらも、自分の生き方を貫くところだと思う。
カタカタの耕さない、草だらけの畑に少しづつ小さな芽がでてきました。