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片品の知られざる歴史。

講演が終わった後、お客さんに「あなたは森のイスキアの佐藤初女さんのようね。」といわれ、はっとした。
「そうだ!私、初女さんのようになりたかったんだ。。」ずっと憧れだったのに、正直忘れてた。
そう。青森には私が憧れていた佐藤初女さんがいる。会ってみたいと思ったけど、いつからだろう、私は私。私にできることをやっていけばいいや。って思うようになってからはあまりメディアなど「情報」から影響を受けなくなった。
それより身近な片品の婆ちゃん達の方に惹かれてしまう。
さぁ今日もかっこいい!炭焼き師匠とカヲル婆さんのもとへ。
今日は冬のレンタルショップがきっかけで仲良くなった美大生のウララちゃんが「炭焼きしたい!」と彼とやってきました。
今は東京の大学に通っているので冬休みだけ岩鞍スキー場でアルバイトしていたウララちゃんは、なんとスキー場の創立者のお孫さんだった。
そんなことよくわからずにみんなにウララちゃんを紹介すると。。
ゆーらの精一さんは「君のママは我々の憧れだった」とかみんなの方がウララちゃんのことを知っている。
「はぁ〜。そうなんですか。。」ピンときてないウララちゃんと私。
師匠の家に行きウララちゃんを紹介すると。。
「君のお爺ちゃんは片品の英雄だった!君は英雄の孫だ!」と師匠。
「イチジさんの孫が来るなんて。。うちも株が上がったな。」とカヲル婆さん。
残念ながらこの春、ウララちゃんのお爺ちゃん、イチジさんは亡くなった。カヲル婆さんと同じ年だった。
師匠、スイッチが入ったように片品の歴史をウララちゃんに話しまくる。
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私はなんだか不思議な感じだった。いつもと同じように友人をつれて行って、みんなが興奮するなんて。。
「ウララちゃんってすごい子なんだ。。」
でもいつもと変わらずみんなで炭の入れ替作業。
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ウララちゃんの彼は撮映の仕事やいろんなことができる人で素敵だった。
仕事も速い! 最新記録を更新し、余った時間で川遊び。
川でスイカを食べた。
カヲル婆さんも川を見つめながらスイカをがぶりつく。
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「ミチコさんに私のお婆ちゃんを紹介したい。」とウララちゃんに言われ、一人暮らしのお婆ちゃんのお家へ。
なっなるほど〜!!
ウララちゃんのお婆ちゃん家はシャンデリアなんかついてて見たこともないような豪邸だった。
「ウッウララちゃん、カタカタハウスのこんな近くにこんな豪邸があるのになんでわざわざ家に泊まったの??」 
ウララちゃんはわざわざ宿泊費を払ってまで家に泊まった。
お婆ちゃんは派手でなく優しい感じの方だった。かぼちゃの煮物やきゅうりの漬物を出してくれて。。東京に持って行くように、と畑から野菜を収穫してくるお婆ちゃん。
こんな立派なお家のお孫さんなのに、そんなこと感じさせない。でもどこか、凛として聡明な感じはお婆ちゃんに似たんだろうな。。
みんなが驚くのがわかった。
最近思うのだが。。今の20代くらいの子は今は実家を離れて暮らしているけどいつか田舎に帰りたいって思っている子がすごく多いと思う。(30代、40代はまた違うけど。。)
田舎には若者がいないって言うけど、気づくとウララちゃんのようにふらりと帰ってきていて、そして田舎が大好きでものすごく田舎の暮らしに興味をもってる。
みんなは信じられないみたいだけど、ウララちゃんのような子が「炭焼きやってみたい!」って言うのだから。。
結城先生が言ってたように、やはり意識を変えるのは大人の方で、もっと田舎の暮らしに誇りを持って、ここはいいところだから帰っておいで!ってまずは住んでいる人が自信を持っていえたら胸を張って帰ってくる若者が増えると思う。
結構、身近なところにヒントはあるんじゃないかな?
ウララちゃんからのお礼メールには「ミチコさんの片品で生活している姿、人と素直に接している姿、いつも目がキラキラと輝いているのを見て、自分の気持ちに真直ぐと進み行動できる人なんだと思いました。炭焼きのお手伝いは楽しく熱く経験することができました!」と書かれていた。
不思議な縁。これからもずっと続きそうです。

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