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イケイケの池田町 二日目

朝、猿被害の話を聞いて生徒さんのWさんが「猿退治にはこれです!仁志君2号!」と何か棒を持って来てくれた。
ロケット花火が入るようになっていて50メートルくらい飛ぶ。
これは奈良で開発されたものでネットで検索すると結構でてくる。
「みんなで追い払うことが大切。こっちでは玄関にいつも置いてあるんですよ。」って。
片品でもみんなでつくりますか?うちに現物ありますので。
そうこうしているうちに秋田から寝台列車にのって結城先生到着。
どんな話が聞けるのやら楽しみ。
昨日の講義を終え、すっかり生徒気分の私。
午前中はちょうど稲刈り真っ盛りの農家さんを見学した。
池田町では町ぐるみで特別栽培米をつくっている。
さすが米どころですね。大きなコンバイン。
ここでは集落営農というものが実施されていた。
みんなで作業を共同にしたり、機械を共有したり、、すごくいいな。と思ったが、法律はよくわからないけど、補助金の関係などでそれぞれの田んぼを1つにつなげてしまう方法もあるらしい。
その広さは私が見たところで3h。
一枚にしてしまえば機械が入り作業効率も上がる。
極端に言えば機械があれば2人でできるらしい。
ある日、一枚になった田んぼを見て「わしの楽しみがなくなった。」とその地で田んぼをしていたお爺ちゃんが言ったそうだ。
それってどうなんだろう?
明らかに私の農業スタイルとは違うが高齢化もあるし仕方ないこと。
結城先生の話では農民、漁民合わせて日本の人口の2.6%しかいない。
2.6%の人が残りの97.4%の人を支えている。しかもその7割が60歳以上だ。
お弁当を作ってくれたお婆ちゃんに聞いても「昔の農家とは天と地ほど違うよ。ものすごく楽になった。」って喜んでた。
そうだよな。。仕方ないよな。
しかし、結城先生は「農家の労働の風景を農村から消したくない」って。
う〜ん。確かに。
午後は結城先生の講義。
結城先生は私が思ってることをかっこよく理論的に話してくれる。
「日本の自給率、っていうとわけがわからなくなる。日本って規模で考えずに、家族・友人・知人、自分の周りの自給力を上げることが一番だ。」
はい。同感です。
夜はまたみんなで飲み会。
結城先生が萱をきって何かを編み始めた。
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こんな素敵なランチョンマットになった。
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そう。ないものは自分でつくるのだ。田舎には材料がタダでたくさんある。その少しの手間と工夫で自分達の自給力を高める。
青森のときはあまり話せなかったが今回は結城先生とゆっくり話せた。
かなりの衝撃だった。
結城先生は今私が悩んでいることや今後の課題を全てわかっていた。
わかった上で、答えまで用意してあり、それを現実にしようと着実に進めていることがわかった。
こんな人は初めてだ!
「もう若い人にしか興味がない。」という結城先生。
結城先生の話を聞き、すっかり元気になり、「それだったら頑張れる!」って単純な私。
「私達がつくってきた社会だから私達の世代はもう仕方がないけど、重要なのはこれからの若者。今若者のためにやらなければ遅い。みっちゃんが頑張れる!って思う世の中にしていかなければ!」って。
色々具体的な話を聞き、もしかしたら近々面白いことがおこるかもしれない。それはまだ内緒です。
結城先生はすごい!また片品にもお呼びしたいな。。