片品村と横浜から感じること。
FIWCのみんなと別れた後は急いで黒い洋服に着替え、えいあにーの新盆というのによばれた。
初めてのことだった。
えいあにーのお家からお墓まで、ろうそくが立っていた。
これは仏様がお家からお墓までの道を間違わないように。。という意味らしい。
お家にはナスやきゅうり、ほうの葉がかっこよく飾られていて素敵だった。
そして今回も片品村の老舗旅館で食事をしてお酒を飲んだ。
同じ隣保班の人や親族の方が集まりワイワイと。
「最近どう?今何つくってる?」「みっちゃんたち毎日お客さんいっぱいだね。スイカできたらもっていくよ?。」みたいな話しながら。。
こういうのっていいよな?。って思う。
個展の最中に久々に実家に帰ったけど、実家の周りにはたくさん家が建って、ぜんぜん知らない人だらけになった。
日課の犬の散歩に久々にいくと、変わらぬ散歩仲間の人が集まっていて、(唯一の私の近所付き合い)仲良しのお婆ちゃんの話によると、朝8時に散歩しているだけで公園のまわりから「まだ朝の8時ですよ!静かにしてください!」って言われたり夜6時に散歩していたら「うるさい!」って水をかけられた。。なんて話が。
昔からここに住んでいたお婆ちゃんがなんでそんな目にあわなくちゃいけないんだ。。って思った。
でも仕方ない。従うしかない。
私が子供のころラジオ体操していたこの公園はもちろん、そんなものできるわけなく。。
そう思うと、片品村の暮らしはすばらしいと思う。近所で助け合って生きていく。助け合うことが当たり前なんだ。
もし、村の暮らしを知らないでずっと実家で過ごしていたら、私はこの窮屈な社会に埋もれた、心の狭い人間になっていた思う。
片品村の人たちは心が広い。器が大きい!
それはこの壮大な自然と、近所の助け合いから生まれたものだと思う。
不便なことがたくさんあっても、私はこの場所で子育てしたいな。って思う。