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十日夜

11月30日はお葬式で延期していた十日夜でした。
集落の子供たちが「とーかんや、とーかんや」と歌って藁でつくった棒?みたいなので家の前を叩いてくれます。これはもぐら避けになるとか。
お礼に、お菓子を渡す。
場所によってはお金のところもあるみたいだけど、そもそも昔は餅とみかんで、貴重な食料だったみたい。
毎年、何をあげるか迷います。

私の実家の裏は、米軍基地で、夜仮装してハロウィンに出掛け、お菓子をいっぱいもらった。

9.11からまったく入れなくなったみたいだけど。

子供たちだけで、夜遊びにいける楽しいイベントだったな。

きっと菅沼の子供たちにとっても、あの頃の私みたいに一年に一度の楽しみなんだろう。

ハロウィンのお菓子は外国の着色料たっぷりで、口を真っ赤にしてみんなで食べた。

で、あの頃の気持ちに戻るとやっぱり市販のお菓子がいい。。と思ってします。どうなんだろう?

今年は12人も子供が来てくれて。。小さい子ばかりで、中学生や小学生がちゃんと小さいこの面倒をみてあげてて。。暗い中よくみると。。「草太!!」

張り切って草太も叩いてくれました。

翌日、フジイ家に行くと、お菓子がダンボール2箱分も集まったそうで。。それもどうなんだ?と思いながら。。

私にとって馴染みのない、十日夜が、草太にとっては当たり前になっていくんだろうな。。
それが故郷なんだね。