選別機
「とうみ」作業をしていると、一人のおじさんがやってきて「大豆を見せてくれるかい?」と。
近所で畑をやりながら、一人で暮らしているおじさん。去年あたりから大豆畑で仕事をしていると、よく見にきて話しかけてくるようになった。
心が薄汚れた私は、警戒心を持っていたのだが。。
「無農薬でこんな大粒の大豆ができるんだね。すごいな~。で、選別はどうするの?」
「もちろん手作業です。」
「だいぶ昔に組合で買った選別機があって、今は大豆作る人もいないし、ほとんど使ってないから、みんなに話して使えるようにしてあげるよ!」
マジですかーーー😭😭😭
本当にみんなに話して使えるようにしてくれた!しかも必要な道具を全部用意してくれて😭😭
おじさん!警戒してごめんなさい🙏💦💦
と言うのも、畑を始めてからいろんな人がいて、ある時は畑に来たおばさんが、私たちのいる前で勝手にニンニクを抜いて、「大したことないね」と言って去っていったり、「使っていいよー」と、言われて使っていたら、違う人に「これは俺のものだ!!」と言われたり。田舎あるあるですが、その度に心が折れていたので😢
今日はありがたく、選別機をお借りして作業させていただきました。
荒い選別はだいたいできたので、ここからは手作業!それでもレンタルを営業しながら作業する私たちにとっては1ヶ月分くらいの仕事✨かなり進みました😭
おじさんは「とらや」さんに白小豆を卸してるそうで、太陽の下、工夫をこらした選別作業台を自分で作って、一粒一粒最後の選別仕上げをしていました。
なんだか太陽みたいな人だなー!
こうやって、一粒一粒手をかけたモノがみなさんの口に入る。農家ってすごい!
昔の機械でも、こうやってみんなでシェアできたら、小さな農家でも畑を続けることができるのではないでしょうか?
人の優しさに触れると、自分もそうでありたいと心から思えます。