ニサブロウ爺さん
昨晩、ニサブロウ爺さんが天国へ旅立った。
今年にはいって、苗をおこすのにビニールハウスを貸してくれた。
「もう使えないから中にある道具は自由に使ってくれ。」と言ってくれた。
ニサブロウ爺さんは予期していたのかな。
その道具はすべてきれいに使われていた。「きっとニサブロウさんは道具が好きだったんだね。」
私達は残念ながらその姿を見ることなくお別れに。
もう夫婦漫才は聞けない。
今日は炭だしの日だった。
金次郎師匠とカヲル婆さんと同年代のニサブロウ爺さんの訃報に、「は〜また一人。。」
帰り際、細い腕で炭を切っているカヲル婆さんに「カヲルさん。。」と言って言葉に詰まった。
「みっちゃん、私は図太いからまだ大丈夫だよ。」
もし神様がいるならば、どうかもう少し。。。。お願いです。。