哲学塾
炭出しに金次郎師匠の家に行くと久々にある人と再会した。
以前、地域調査のお仕事でお世話になり、現在県庁を離れ片品村の教育委員長をされている飯塚さんだ。
今日は師匠にお願いがあってやってきたそう。
10月4日から開催される「三人委員会哲学塾in片品」にて地元の人の話として師匠に話をして欲しいと言う。
その他にも尾瀬高の先生や尾瀬ドーフの社長さん、オゾンシアターの会長さんなど片品著名人が挙げられていた。
う〜ん。男性ばかり。。
ちょうど尾瀬山岳ガイド協会会長のマツウラさんも師匠家にきて、一緒に当日の打ち合わせをしていた。
マツウラさんは先週訪ねた戸倉地区の方で尾瀬の現在までの歴史、いいときもそうでもない時も全て知る方だった。
みんなで一緒に話しながら賑やかな昼食に。
マツウラさんはこの50年の変化を話してくれた。尾瀬だけではない。民宿も、テニスコートも体育館も変わりゆくお客さんのニーズに合わせて作ってきた。
そして今、世代交代を経て片品村の民宿は変化がおきているという。
お客さんがいないとか、何かのせいにしていてはダメだ。テニスコートをつくった時、ものすごく営業に力をいれた。
熱く話すマツウラさん。普段なら師匠の方が喋り捲りなのに、師匠は黙って聞きながらまとめた。
「棚から牡丹餅を待っていてはいかん。いつの時代も努力しなければいけない!」
師匠かっこいい!
こんな熱い話を壁の向こうでさりげなく聞き耳たてて聞いているカヲル婆さん。
こうやってカヲル婆さんは何も言わないけど、自分の哲学を養っているのだろうか。。
カヲル哲学塾を私は聞きたい!と思い、今私が悩んでいるこんな質問を。
来週、尾瀬高校で講演をする際、私は今の高校生に何が伝えられるだろう?伝えたいメッセージはあるのだろうか?って考えてる。
「今の高校生に伝えたいメッセージってある?」
「勉強していい大学に入ることよりも、まずは自分の足元を見よ。」
即答。
おっ恐るべしカヲル哲学。。